一眼カメラとスマホのカメラ撮影テクニック
主に一眼カメラの方を対象にしていますので参考にして頂けると嬉しいです。専門用語が多いですが、別ページに書いてありますので参考にして下さい
※スマホ撮影の方は、構図を参考にしてズーム機能(拡大・縮小)や画像編集で対応できます
目次
愛知牧場 菜の花の撮影 標準ズームレンズ 春の撮影 APS-Cで撮影 撮影日2023年1月
学べること
- 構図
- 菜の花の撮影方法
- 風がある日の撮影
参考設定
・撮影モード:絞り優先モード(A Av) マニュアルモード(M)
・絞り:F1.8~F10
・シャッタースピード:1/100~500
・ISO感度:ISO100~200
・ファーカスモード:AF-S ワンショット or マニュアルフォーカス
・フォーカスエリア:シングルエリア or マニュアルフォーカス
・手振れ補正:あり
・画質:RAW
・保存サイズ:L
・仕上がり設定:スタンダード・風景など
・ホワイトバランス:太陽光
・画像編集:ライトルーム
・連射速度:一枚撮り or 連続撮影
使用機材
・レンズ:シグマ 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
・レンズペン・ブロア(レンズ掃除)⇒カメラ初心者の方が買うもの
コメント
撮影場所:
愛知牧場は、広大な花畑に四季折々の花を咲かせておりますよ。1月は毎年菜の花が咲いてるので撮影に行ってきました。
花畑はいくつか区画されており順番に咲いていくのですが、開花場所によっては高圧電線や鉄塔などが入り撮影しにくいかもしれません。
夕日が当たる場所なので夕焼けやマジックアワーの時間に撮影に出かけても良いですね
日曜日に行ったのですが土日祝日は駐車場は有料500円になります。平日は無料です。愛知牧場の入場料は無料ですが花畑は100円です
花畑以外にも小動物も見たり触ったりもできますのでお勧めです
撮影レンズ:
17~70mmの標準ズームレンズで撮影に出かけました。新しく購入しましたので使い勝手も兼ねての撮影です。
17mmの広角側で花畑一面に咲いている菜の花を撮影したり、35mm前後は菜の花畑の一部を切り取って背景を入れたり、70mmの望遠レンズは菜の花を切り取って全景や背景をぼかして撮影しました。
広い花畑は様々な撮影シーンがありますのでズームレンズは撮影しやすいですね
構図:
17mmでは、菜の花と空を三分割や二分割で撮影したり、一部に2階建ての展望台を入れてアクセントにしています。見に来ている方が大勢おり必ず人が入るので後ろ姿や、シルエットで見栄えがいいようなタイミングで撮影しました
35mm前後では、菜の花を菜の花でぼかしたり、空や展望台を入れたりしています。35mmは背景に何を写すかによって写真の出来栄えが変わりますので、綺麗な菜の花を見つけたら周りを回って背景づくりをしましょう
カメラの向きや高さを意識しながら撮影することで背景を変えることができますよ
70mmは、綺麗な菜の花を見つけたら、背景や前景に菜の花を入れてぼかして撮影しました。菜の花が密集していて背景があまりボケないのと茎が目立つので、長くて飛び出ている綺麗な菜の花を探しながらの撮影でした
撮影時間・天気:
13:40~15:20まで撮影していました。太陽が入らない向きで撮影していたのですが、日が落ちるにつれて自分の影が写るようになったので影が入らない位置や距離を保って撮影でした。
太陽を正面に向いて菜の花を下から見上げて逆光入れて撮影しました。F11以上まで絞ると光芒も出てきますので今回はF16で撮影しました
菜の花は太陽の向きに関係なく咲いているのでどんな時間帯でも撮影しやすいと思います。早朝や夕方はちょっと難しいです。
天気は、晴れたり曇ったりとしたのですが、晴れの方が菜の花の綺麗な黄色が出ると思います。曇りになると青と緑の修正が難しい色になりました。
風は吹いたり、止んだりの繰り返しでしたが、菜の花は風でよく揺れるので風が無い日や時間帯を狙っていった方がいいですよ。
風が出ている時はシャッタースピードを1/200~500くらいにして菜の花を止めてください。ピントを合わせても風で菜の花がブレてピントがずれるのでAF-CやAIサーボの追尾モードで撮影しても良いです
撮影方法:
ファインダー撮影でも、液晶撮影でもどちらでも大丈夫です。下から見上げる撮影はバリアングルやチルトを利用して通常は撮影しやすい方で撮影してください。
ファインダー撮影は視度調整や視野率に注意してくださいね
撮影モード:
F値を変えれる絞り優先(A・Av)モードかマニュアル(M)モードになります。
絞り優先モードは撮影箇所の明るさで、写真の明るさが変わっていくので、露出計を参考に露出補正で明るさを変えてください。
マニュアルモードは、絞りに合わせて、シャッタースピードで明るさを調整してください。ISO感度は晴れの外はISO100で大丈夫です
撮影設定:
広角で全体を撮影する場合はF7.1~11、35mm前後はF最小~8で背景をぼかす具合でF値を変えてください。70mmは最小~4くらいでいいです
菜の花の前景や背景のボケ具合で最小~8くらいで撮影してくださいね
晴れている日は何もしなくても手振れをしないシャッタースピードになります。風がある日はシャッタースピードを1/500以上の速さにして菜の花を止めてください
天気がいい日はISO100で大丈夫です。風がある日はもう少し上げてシャッタースピードを速くしてください
フォーカスモード・フォーカスエリア:
風が無い場合はAF-Sやワンショットで撮影します。シングルエリアで菜の花のどこにピントを合わすか決めて撮影してください。ワイドエリアにすると重なった菜の花のどれにピントを合わすかわからないので、撮影したい菜の花にシングルエリアでピンポイントに合わせてください
風がある場合は、AF-CやAIサーボを使ってピントを追尾してください。フォーカスエリアはシングルエリアより少し大きめにすることでエリア内を追尾してくれます。高い確率でピントを合わせやすくなります
仕上がり設定:
スタンダードや、菜の花や空の色がよく出る風景がいいです。色が濃すぎた場合は個別で彩度を落として下さい。お好みなので色やコントラストを抑えたい方はポートレートやフラットにして好きな設定にしてくださいね
ホワイトバランス:
通常はオートか太陽光を使い分けましょう。夕方に撮影される方は触ると良いでしょう
三脚・一脚:
一脚は僕が常に使用している機材になります。使われている方は見かけないのですが構図を固定したり、手振れを防いだりもしてくれます。足元が三脚になっているので独立で立つこともできます。今回は結構そばに寄ることが多く、ファインダーも覗いたのでちょっと大変でした
アイテム:
太陽に位置によってはフレアやゴーストが出やすいのでレンズフードを利用した方がいいです。
レンズの汚れが出ない様にレンズペンやブロアーなどを使って掃除してくださいね
注意事項
:愛知牧場は人気スポットなので、観光客やカメラマンが多くなかなかうまく撮影しにくいので時間をかけて撮影することになります
:菜の花の撮影は晴れた天気のいい日に行くことで綺麗な黄色の菜の花を撮影できます
:風がある日は菜の花が揺れるので、シャッタースピードを速くして菜の花を止めます。ピントの位置もずれるのでAF-CやAIサーボでピントを追尾して下さい
:菜の花が重なり合うとごちゃごちゃになりますので、F値を下げてぼかしたり、飛び出た菜の花を探すと良いですよ
:人工物や太陽が入りやすいので綺麗な菜の花を見つけましたら、周りを歩いて背景の位置を決めてください
:光芒を撮影するときはファインダーで直接見るのではなく液晶撮影を利用して撮影してください
:液晶撮影やミラーレスの方で逆光を撮影するときはイメージセンサーに太陽光が当たりイメージセンサーが焼けてしまいますので短時間を繰り返しで撮影して下さい(特に望遠)
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撮影写真
菜の花は広角で全体を撮影したり、
標準で背景に菜の花などを入れたり
望遠で背景をぼかしたりして、撮影を楽しまれてくださいね
菜の花を全体を焦点距離35mmで撮影するときのボケ感の目安にしてくださいね
上の写真はF3.5、下の写真はF8、さらに下はF16です。
焦点距離35mmで上はF8、下はF16
焦点距離35mmで上はF16、下はF8
焦点距離35mmで上はF8、下はF3.5。F値でボケ感が変わりますね
カメラの高さと向きを変えての撮影です
上の写真はカメラを下から空を多く入れてます、下の写真はカメラを横から背景を入れてます
下の写真はカメラを上から背景に菜の花を入れています。背景を変えることで写真が変わりますね
上の写真はカメラを上から真下に撮影しています
上下の写真は前ボケを入れながら菜の花と空の量が違います
上の写真は空を多く取り入れて、下の写真は菜の花と空とだいたい半分くらいです。
人物の入り方でも印象が変わりますね
上の写真は太陽光が当たっています。下の写真は曇り空です。太陽光が当たっていると色が綺麗に出ていますね
晴れの日に撮影するのをお勧めです
上は横構図です。下は縦構図です。
上の写真は菜の花が横に伸びているので横構図でもあまり違和感が無いです。下の写真は菜の花は上に伸びるので縦構図でも大丈夫です
上の写真は菜の花にピントを合わせています。下の写真は展望台にピントが合っています
前ボケか、後ろボケで雰囲気が変わりますね
上の写真は更に前ボケを増やしています。下の写真は前ボケと後ろボケです
前ボケと背景ボケです
空に光芒を入れるためにF16にして、カメラを下にして上向きで撮影しています。
光芒はF値が大きいほど細く尖って出てきます。好きな光芒を見つけてくださいね
高圧電線を避けて、光芒の位置を調整しながら撮影しています
F値を最小にすると無くなります
上は横から撮影、下は真上から撮影。
たしかこの位置での撮影は太陽を背にした順光だったので、カメラの影が入って撮影しにくかったです
下は斜めから撮影
カメラの高さを変えることで背景を変えています。ピントが合った菜の花が映えるように、ボケた場所や、同色以外の場所に配置すると映えます
上下の写真は明るさが違います。明るさで菜の花の雰囲気が変わりますね。
下の写真は背景が暗くなり、模様が無くなってすっきりしますね
上下の写真は同じ70mm・F4.0でも、カメラを近づけるだけでボケ感も雰囲気が変わりますね
上下とも70mm・F4で接写してます。明るさの違いで雰囲気が変わりますね
上の写真はF4、下の写真はF16。明るさにもよりますがF値絞られることで高圧電線がはっきり見えてきますね
菜の花の奥を何を入れるかで見え方変わります
曇り空になって色が変わっています。ホワイトバランスがオートになっているので、一時的に太陽光にすれば良かったかも、
上はF16、下はF8
下の写真はF4
太陽の光が当たってます。
上はF4、下はF8、さらに下はF16
接写して撮影すると背景がよくボケます
縦構図で撮影
上下の写真はカメラの高さが違います。カメラの高さを上げることで菜の花の上下の幅が広がります。
上下の写真は人が立っています。下の写真は菜の花で隠しています。隠すのが甘いですが隠して目立たなくする方法です
下はさらに隠しちゃいます
更に隠しちゃいます
上下の写真はF値を下げて更にぼかしました
上の写真は高圧電線が写っているので、下の写真では菜の花を多めに入れて高圧電線が無かったことにしています
菜の花も色々な撮り方がありますので楽しまれてくださいね
関連キーワード
撮影場所を見る⇒愛知牧場
⇒春の撮影
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詳細情報
住所:
URL:https://aiboku.com/
インスタ:https://www.instagram.com/aibokuinfo/
開園時間:10:00~17:00各施設のによる変わる
定休日:年末年始:施設の営業日・営業時間には季節変動
入場料:無料
駐車場:土日祝日のみ1台500円
交通機関:ナビタイム
見頃:1月~春
愛知牧場⇒インスタ
イベントの有無:不明
ライトアップ:なし
トイレ:あり
グーグルマップ
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ストリートビューもお勧めです
撮影者プロフィール
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