目次
季節の名所
名古屋市・愛知県「かきつばたの名所」
カキツバタについて(特徴・開花時期・花言葉・文化)
カキツバタは、アヤメ科アヤメ属の多年草で、日本各地の湿地や水辺に自生する植物です。古くから日本人に親しまれ、万葉集や源氏物語にも登場する、歴史と文化の深い関わりのある花です。
特徴
- 生育環境:
- 湿地や水辺を好み、浅い水中で生育します。
- 開花時期:
- 5月から6月頃に、紫、青、白などの美しい花を咲かせます。
- 花の特徴:
- 花びらの付け根に白い斑紋があるのが特徴です。
- ハナショウブによく似ていますが、ハナショウブよりも開花時期が早く、葉の中央脈が目立たないなどの違いがあります。
- 名前の由来:
- カキツバタの名前は、「書き付け花」に由来すると言われています。これは、カキツバタの花の汁を布に付けて染め物に使っていたためです。
カキツバタの主な花言葉:
花言葉は、カキツバタが持つ美しさや、日本の文化との深い関わり合いから生まれたものです。
- 幸せは必ず来る:
- これは、カキツバタが困難な環境でも美しく咲くことから、希望や前向きなメッセージを象徴しています。
- 思慕:
- 万葉集にカキツバタを詠んだ歌が多く、恋人を待ち焦がれる気持ちを表現したものが多いことが由来とされています。
- 高貴:
- カキツバタの紫色の花が、古くは高位の人々のみが身につけることを許されていた色と共通することからきています。
文化との関わり
- 万葉集:
- 万葉集には、カキツバタを詠んだ歌がいくつか収録されています。
- 源氏物語:
- 源氏物語の「胡蝶」の帖には、カキツバタの情景が美しく描かれています。
- 伊勢物語:
- 伊勢物語の「東下り」の段には、カキツバタの和歌が登場します。
- 絵画:
- 尾形光琳の「燕子花図屏風」は、カキツバタを描いた有名な絵画です。
鑑賞スポット
- カキツバタは、全国各地の湿地や公園などで見ることができます。
- 有名な鑑賞スポットとしては、以下の場所が挙げられます。
- 愛知県:小堤西池のカキツバタ群落
- 東京都:水元公園
- 千葉県:水郷佐原あやめパーク
その他
- カキツバタは、園芸品種も多く、さまざまな色の花を楽しむことができます。
- カキツバタは、水辺の景観を美しく彩る植物として、ビオトープなどでも利用されています。
カキツバタは、日本の美しい自然と文化を象徴する花です。ぜひ一度、その優雅な姿を鑑賞してみてください。
東海地方のかきつばたの名所と撮影スポット
東海地方の素敵な名所を探してみてくださいね!「すべて見る」ではホームページ内の名所の一覧が表示されます。※まだここに表示されてない場所も表示されます
名古屋市のかきつばたの名所
名城公園
コメント:
名城公園は、名古屋城を囲む広大な公園で、四季折々の花々が楽しめ、カキツバタは、公園内の湿地帯で見ることができ、初夏を告げる美しい花として親しまれています。
名城公園は、市民の憩いの場として親しまれており、カキツバタの時期には多くの人が訪れます。
公園内には、他にも様々な植物が植えられており、散策やピクニックにも最適です。名城公園は、名古屋城のすぐ隣に位置しており、歴史と自然を同時に楽しむことができます。
場所: ⇒名城公園
住所: 愛知県名古屋市北区名城1丁目1番
開花時期: 5月中旬~6月上旬
祭り期間: 特になし
入場料: 無料
営業時間: 自由
駐車場: 有料
その他:
- 名城公園には、カキツバタの他にも、桜や梅など、四季折々の花が咲きます。
- 公園内には、名古屋城やフラワープラザなどの施設もあります。
- 名城公園フラワープラザでは、季節に合わせた様々な展示やイベントが開催されています。
- 名城公園へは、名古屋市営地下鉄名城線の「名城公園」駅で下車すると便利です。
- 詳しい情報は、名城公園の公式サイトなどでご確認ください。
庄内緑地公園
コメント:
庄内緑地公園は、名古屋市にある広大な公園で、四季折々の花々が楽しめ、公園内のガマ池周辺では、5月上旬頃にカキツバタやキショウブが咲き、初夏を感じさせてくれます。
ガマ池では、カキツバタだけでなく、初夏からはハスの花も楽しむことができます。庄内緑地公園は、カキツバタの他にも、春は桜、秋は紅葉など、一年を通して様々な植物を楽しむことができます。
ガマ池周辺は、晩秋のメタセコイア、ラクウショウ、ドウダンツツジの紅葉も人気のスポットです。
場所: ⇒庄内緑地公園 ガマ池周辺
住所: 愛知県名古屋市西区山田町大字上小田井字敷地3525
開花時期: 5月上旬頃
祭り期間: 特になし
入場料: 無料
営業時間: 自由
駐車場: 有料
その他:
- 庄内緑地公園へは、名古屋市営地下鉄鶴舞線の「庄内緑地公園」駅で下車すると便利です。
- 公園内には、サイクリングロードやドッグランなどの施設もあります。
- 庄内緑地グリーンプラザでは、季節に合わせた様々な展示やイベントが開催されています。
- 庄内緑地公園で良く見られるチョウ「アオスジアゲハ」なども見ることが出来ます。
- 詳しい情報は、庄内緑地公園の公式サイトなどでご確認ください。
愛知県のかきつばたの名所
三好公園
コメント:
三好公園は、みよし市の中心部に位置する広大な公園で、三好池を中心に、スポーツ施設や遊具広場、芝生広場などがあります。
公園にはトリムコースが整備されており、多くの方が散歩などを楽しんでおり、子供に人気の遊具や、健康遊具などもあり、幅広い年齢層が楽しめます。
春には桜の名所として知られ、多くの人が訪れます。
場所: ⇒三好公園
住所: 愛知県みよし市三好町池ノ原1-1
開花時期: カキツバタの見頃は5月中旬~下旬
祭り期間: 特になし
入場料: 無料
営業時間: 自由
駐車場: 無料
その他:
- 三好公園は、自然豊かな場所として知られ、地元の人々に愛されています。
- 公園内には、総合体育館をはじめ、テニスコートなどのスポーツ施設も整備されています。
- 隣接する三好池周辺は春になると約2000本の桜が咲き誇り、花見の時期には地元の人だけでなく遠方からも多く訪れます。
- 詳しい情報は、みよし市の公式サイトなどでご確認ください。
大倉公園
コメント:
大倉公園は、大府市の中心部に位置しながら、約1.7haを有する日本庭園風の公園です。威風堂々とした茅葺門をくぐれば、椿、桜、藤、つつじ、紫陽花、紅葉など四季折々の自然を優雅に楽しめます。茅葺門と休憩棟は当時の瀟洒な建物として国登録有形文化財に登録されています。
大正時代、日本陶器(現ノリタケカンパニーリミテド)社長・大倉和親の別邸離れとして使われました。
公園奥のひょうたん池では、友好都市である岩手県遠野市(カッパ伝説が残る民話の里)から寄贈された親子のカッパ像に出会えます。
場所: ⇒大倉公園
住所: 愛知県大府市桃山町五丁目74番地
開花時期: カキツバタの見頃は5月中旬~下旬
祭り期間: 特にカキツバタに関する祭りはありませんが、季節ごとに様々なイベントが開催されます。
入場料: 無料
営業時間: 自由
駐車場: 無料
その他:
- 休憩棟には戦時中に作られた防空壕が今もなお残っています。(見学可能・申込無料)
- JR大府駅からほど近い市街地にあります。
- 「ふるさとガイドおおぶ」が公園内の案内をしてくれます。
- 詳しい情報は、大府市の公式サイトなどでご確認ください。
上野台公園
コメント:
上野台公園は、日本庭園風の情緒豊かな公園で、3種類2,000株のカキツバタが咲き誇り、紫や白の凛々しい花を咲かせます。住宅街の中にある公園ですが、落ち着いた雰囲気の中でカキツバタを観賞できます。
池には赤い太鼓橋が架かり、撮影スポットとしても人気を集め、太鼓橋とカキツバタのコントラストがとても美しいです。
場所: ⇒上野台公園
住所: 愛知県東海市富木島町伏見1丁目12番地
開花時期: 5月中旬頃
祭り期間: 特になし
入場料: 無料
営業時間: 自由
駐車場: 無料
その他:
- 公園内には、カキツバタ以外にも四季折々の花が楽しめます。
- 東海市観光協会のサイトなどで、開花状況を確認することができます。
- 地域の人々の憩いの場として親しまれています。
- 詳しい情報は、東海市観光協会の公式サイトなどでご確認ください。
小堤西池かきつばた群落
コメント:
小堤西池は、京都の大田ノ沢、鳥取の唐川と並ぶ日本三大カキツバタ自生地の一つです。昭和13年に国の天然記念物に指定された、貴重なカキツバタの群生地で、約1ヘクタールの湿地に、約1万株のカキツバタが群生しています。
自然のままに保護されており、栽培されたカキツバタとは異なる自然な美しさが魅力です。開花時期にはマイカー規制があるので注意が必要です。
場所: ⇒小堤西池かきつばた群落
住所: 愛知県みよし市三好町小堤
開花時期: 5月中旬~下旬
祭り期間:かきつばたを観る会:開花時期にあわせて開催
入場料: 無料
営業時間: 自由
駐車場: 無料・開花時期はマイカー規制があるため、洲原公園駐車場を利用
その他:
- 周辺には洲原公園など、自然豊かなスポットがあります。
- 昭和51年に地元の有志によって結成された「小堤西池のカキツバタを守る会」によって、保護活動が行われています。
- カキツバタの開花時期には、マイカーの乗り入れが規制されます。
- お車でお越しの方は、南側の洲原公園駐車場をご利用いただき、遊歩道から徒歩でお越しください。
- 詳しい情報は、みよし市や刈谷市の公式サイトなどでご確認ください。
八橋かきつばた
コメント:
八橋は、伊勢物語の舞台として知られるカキツバタの名所で、在原業平がカキツバタの美しさを歌に詠んだ場所として有名です。
無量寿寺の境内にある八橋かきつばた園では、約3万株のカキツバタが咲き誇ります。カキツバタの見頃にあわせて「かきつばたまつり」が開催され、多くの人で賑わいます。
庭園の面積は約13,000平方メートル、16の池(5,000平方メートル)に約3万本の「かきつばた」が植えられています。
場所: ⇒八橋かきつばた(無量寿寺境内)
住所: 愛知県知立市八橋町無量寿寺1
開花時期: 5月上旬~5月中旬
祭り期間:かきつばたまつり:例年4月下旬~5月中旬
入場料: 無料
営業時間: 自由
駐車場: 無料
その他:
- かきつばたまつり期間中は、史跡八橋かきつばたを写す会、ハイキング、茶会、俳句会、短歌会、宝物展など、様々なイベントが開催されます。
- 八橋の地名は、川に架かる8つの橋に由来しています。
- カキツバタは、古くから人々に愛されてきた花で、着物や絵画のモチーフとしてもよく使われます。
- 八橋周辺には、伊勢物語にちなんだ史跡や文化財が数多く残っています。
- 詳しい情報は、知立市の公式サイトなどでご確認ください。
秋葉公園
コメント:
秋葉公園は、安城市南部土地区画整理事業にあわせて整備された公園です。「緑につつまれた市民のオアシス、緑と水」をテーマに、自然の条件を生かして丘や池を配置しています。
公園内の池や水辺では、カキツバタを含めた水生植物が植えられている可能性がありますが、カキツバタをメインとした公園ではありません。
場所: ⇒秋葉公園
住所: 愛知県安城市大山町1丁目7番1
開花時期: 5月中旬~5月下旬
祭り期間: カキツバタに関する祭りはありません。
入場料: 無料
営業時間: 自由
駐車場: 無料
その他:
- 公園の再整備に向けて、地域の人や利用者の意見を聞きながら検討が進められています。
- 詳しい情報は、安城市の公式サイトなどでご確認ください。
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