目次
季節の名所
岐阜県・滋賀県・京都府「梅花藻・北山友禅菊・桔梗の名所」
梅花藻・北山友禅菊・桔梗について(特徴・開花時期・生態・花言葉)
梅花藻
梅花藻(バイカモ)は、清流にひっそりと咲く、可憐な白い花です。水中を漂う姿は、まるで水の妖精のようだと例えられることもあります。
特徴:
- 種類:
- キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草の水草
- イチョウバイカモの変種のひとつ
- 別名:ウメバチモ
- 生育環境:
- 清流を好み、水温が年間を通して14度前後の場所でよく育つ
- 水底に群生し、水中で流れに沿って生育する沈水植物
- 開花時期:
- 初夏から晩夏にかけて(6月~8月頃)
- 花の特徴:
- 梅の花に似た、1cm~1.5cmほどの白い花を咲かせる
- 葉は糸状に細かく裂けており、水中を漂う
- 名前の由来:
- 梅の花に似た花を咲かせることから「梅花藻」と名付けられた
生態:
- 多年生の沈水植物で、濃い緑色の葉が水中で流れに沿って1mほどに伸びる
- 葉身は細かく裂けて糸状の裂片となり、水中で束になって生える
- イチョウバイカモなどの近縁種とは違い、浮葉は形成しない
花言葉:
- 清純:
- 澄んだ水の中で育つ様子から、純粋さや清らかさの象徴とされています。
- 心の平静:
- 心穏やかに生きる姿勢を表しています。
- 幸福になります:
- 可憐な姿が、幸福な気持ちにさせてくれることに由来すると言われています。
これらの花言葉は、梅花藻が育つ環境の美しさや、花の持つ無垢な美しさから生まれたと考えられます。
鑑賞スポット:
- 梅花藻は、清流にしか生育しないため、限られた場所でしか見ることができません。
- 有名な鑑賞スポットとしては、以下の場所が挙げられます。
- 滋賀県米原市:地蔵川
- 岐阜県高山市:庄川
- 山梨県北杜市:八ヶ岳湧水群
その他:
- 梅花藻は、清流のシンボルとして、地域の人々に大切にされています。
- 近年は、水質汚染や河川改修などにより、自生地が減少しています。
- 岡山県では食用にされる地域もあるそうです。
梅花藻は、その可憐な姿から「水中花」とも呼ばれ、多くの人々を魅了しています。ぜひ一度、清流に咲く梅花藻の姿を見に行ってみてください。
北山友禅菊
北山友禅菊(きたやまゆうぜんぎく)は、京都市左京区久多地域で栽培されているキク科の花です。以下に、北山友禅菊の特徴、見頃、鑑賞スポットなどをまとめました。
特徴:
- 京都市左京区久多地域に自生していた野生菊「チョウセンヨメナ」を品種改良したものです。
- 野生菊の中から、特に強健で栽培しやすく色の鮮やかな系統を選抜し、1997年から栽培が開始されました。
- 薄紫色の鮮やかな花が特徴で、群生して咲く姿はまるで紫色の絨毯を敷き詰めたように見えます。
- 地元では「友禅菊」と呼ばれ親しまれています。
見頃:
- 例年7月下旬から8月上旬に見頃を迎えます。
鑑賞スポット:
- 京都市左京区久多地域
- 京都市の最北端に位置する久多地域は、豊かな自然に囲まれた静かな山里です。
- 休耕田などを活用し、地元の「久多花卉組合」の方々によって栽培されています。
花言葉
北山友禅菊は、野生のチョウセンヨメナを品種改良したもので、その名前は美しい花色が友禅染を連想させることに由来しています。北山友禅菊は、チョウセンヨメナを品種改良したものなので、チョウセンヨメナの花言葉が適用されると考えられます。
チョウセンヨメナの花言葉は、以下のようなものがあります。
- 「隠れた美しさ」
- 「忘れられない想い」
これらの花言葉は、北山友禅菊の楚々とした美しさや、ひっそりと咲く姿にぴったりですね
その他:
- 北山友禅菊は、久多地域の夏の風物詩として、多くの観光客を魅了しています。
- 近年では、地域活性化の取り組みとしても注目されています。
北山友禅菊は、その美しい花と里山の風景が調和した、魅力的な観光スポットです。
桔梗
桔梗(キキョウ)は、秋の七草の一つとしても知られる、日本の風情を感じさせる美しい花です。以下に、桔梗の特徴、花言葉、鑑賞スポットなどをまとめました。
特徴:
- 種類:
- キキョウ科キキョウ属の多年草
- 学名:Platycodon grandiflorus
- 別名:キチコウ
- 生育環境:
- 日当たりの良い山野に自生します。
- 国内ではそのような場所が激減したため絶滅危惧種になっています。
- 開花時期:
- 6月から9月頃に見頃を迎えます。
- 花の特徴:
- つぼみは風船のように膨らみ、開くと星形の美しい花を咲かせます。
- 花色は、青紫色、白色、ピンク色などがあります。
- 草丈は40cmから100cmほどに成長します。
- 名前の由来:
- 桔梗の漢名「桔梗(キチコウ)」に由来します。
- その他:
- 根はサポニンを多く含むことから薬用として鎮咳、去痰などに用いられます。
花言葉:
- 「永遠の愛」
- 「誠実」
- 「従順」
- 「気品」
鑑賞スポット:
- 桔梗は、全国各地の公園や庭園で観賞できます。
- 特に、以下の場所は桔梗の名所として知られています。
- 京都府:亀岡市 谷性寺
- 奈良県:奈良市 矢田寺
- 神奈川県:箱根町 箱根強羅公園
その他:
- 桔梗は、秋の七草の一つとして、古くから日本人に親しまれてきました。
- 桔梗の花は、家紋や文様など、日本の伝統文化にも取り入れられています。
- 近年では、園芸品種も多く、さまざまな色の花を楽しむことができます。
東海地方の梅花藻・北山友禅菊・桔梗の名所と撮影スポット
東海地方の素敵な名所を探してみてくださいね!「すべて見る」ではホームページ内の名所の一覧が表示されます。※まだここに表示されてない場所も表示されます
岐阜県の梅花藻・北山友禅菊・桔梗の名所
河川環境楽園オアシスパーク
コメント:
河川環境楽園オアシスパークは、岐阜県各務原市にある広大な公園で、木曽川水園では美しい自然と、そこに生育する梅花藻を楽しむことができます。
梅花藻は、清流に咲く小さな白い花で、その可憐な姿から「水中を漂う白い妖精」とも呼ばれており、木曽川水園の大滝周辺では、清らかな水の中で梅花藻がゆらゆらと揺れ、幻想的な風景を作り出します。梅花藻は、水温が低い清流に生育するため、鑑賞できる場所が限られています。
河川環境楽園オアシスパークは、梅花藻以外にも、四季折々の花々や、世界淡水魚園「アクア・トトぎふ」などの見どころがあります。
公園内には、レストランやカフェもあり、美しい景色を眺めながら食事を楽しむことができます。
場所: ⇒河川環境楽園オアシスパーク 木曽川水園 大滝周辺
住所: 岐阜県各務原市川島笠田町1564-1
開花時期: 7月~9月
祭り期間: 特になし
入場料: 無料
営業時間: 9:30~18:00(季節により変動あり)
駐車場: 無料
その他:
- 梅花藻は、清流に生育するため、鑑賞できる場所が限られています。
- 公園内には、世界淡水魚園「アクア・トトぎふ」があります。
- 公園内には、レストランやカフェがあります。
- ペット同伴可能です。
- 詳しい情報は、河川環境楽園オアシスパークの公式サイトなどでご確認ください。
明智城跡
コメント:
明智城跡は、岐阜県可児市にある戦国時代の山城跡で、明智光秀のルーツとされる明智氏の居城でした。桔梗は、明智家の家紋として知られており、城跡一帯では桔梗の花を見ることができます。
城跡へ続く「桔梗坂」では、道の両脇に桔梗が植えられており、ハイキングを楽しみながら桔梗の花を観賞できます。明智城跡は、自然の地形を生かした山城で、ハイキングコースとしても整備されています。
明智城跡からは、周辺の景色を一望できる絶景スポットでもあり、明智城は、明智光秀のルーツとされる明智氏の居城であり、歴史的に重要な場所です。明智城跡は、明智光秀ファンや歴史愛好家にとって、訪れる価値のある場所です。
場所: ⇒明智城跡(長山城跡)
住所: 岐阜県可児市瀬田
開花時期: 6月~9月
祭り期間: 特になし
入場料: 無料
営業時間: 自由
駐車場: 明智城跡散策専用駐車場(東栄寺前)
その他:
- 明智家の家紋である桔梗が、城跡一帯に植えられています。
- ハイキングコースが整備されており、気軽に散策を楽しめます。
- 城跡からは、周辺の景色を一望できます。
- 明智城跡には、大手門跡が再現されています。
- 明智城跡付近には、明智光秀像が設置されています。
滋賀県の梅花藻・北山友禅菊・桔梗の名所
醒井地蔵川の梅花藻
コメント:
醒井地蔵川は、居醒の清水(いさめのしみず)を源流とする清流で、年間を通して水温が14度前後に保たれています。
この安定した水温と清らかな水質が、梅花藻の生育に適した環境を作り出しています。梅花藻は、水中を漂うように咲く小さな白い花で、その可憐な姿から「水中を舞う妖精」とも呼ばれています。
地蔵川沿いには、歴史的な街並みが残る醒井宿があり、風情ある景色の中で梅花藻を鑑賞できます。梅花藻の他にも、地蔵川には貴重な淡水魚であるハリヨが生息しており、豊かな自然環境が保たれています。
場所: ⇒醒井地蔵川の梅花藻
住所: 滋賀県米原市醒井
開花時期: 5月中旬~9月下旬
祭り期間: 特になし
入場料: 無料
営業時間: 自由
駐車場: 周辺に有料駐車場あり
・JR醒ケ井駅前駐車場:30分まで無料、3時間まで300円、24時間まで400円
その他:
- 地蔵川は、居醒の清水を源流とする清流です。
- 梅花藻は、水温が低い清流に生育するため、鑑賞できる場所が限られています。
- 地蔵川には、貴重な淡水魚であるハリヨが生息しています。
- 周辺には、醒井宿の古い街並みが残っています。
- 居醒の清水は、平成の名水百選に選ばれています。
京都府の梅花藻・北山友禅菊・桔梗の名所
北山友禅菊
コメント:
北山友禅菊は、京都市左京区久多地域に自生していた野生の菊であるチョウセンヨメナから、特に強健で栽培しやすい系統を選抜し、品種改良されたものです。
1997年から栽培が開始され、久多地域の夏の風物詩として親しまれており、標高の高い山里に咲く北山友禅菊は、涼やかな気候の中で鮮やかな紫色に染まり、見る人の心を奪います。
地域の方々が手入れをしている美しい花畑は、紫色の絨毯を敷き詰めたような光景です。北山友禅菊は、久多でのみ見ることができる貴重な花であり、その美しさは訪れる人々を魅了します。
場所: ⇒北山友禅菊
住所: 京都市左京区久多
開花時期: 7月下旬~8月上旬
祭り期間: 特になし
入場料: 500円
営業時間: 自由
駐車場: 500円
その他:
- 北山友禅菊は、久多地域でのみ栽培されています。
- 開花時期は、気象状況により変動する場合があります。
- 北山友禅菊畑の中は、撮影禁止の場所があります。
- 久多地域は、京都市内から車で1時間と少しの場所に位置し、京都の秘境とも呼ばれています。
- ツアーで訪れることも可能です
静岡県の梅花藻・北山友禅菊・桔梗の名所
香勝寺
コメント:
香勝寺は、遠州三十三観音霊場第三十二番札所であり、歴史ある寺院です。
境内には、約15種類、4万株以上の桔梗が植えられており、その数は日本最大級とも言われています。桔梗の見頃は、例年6月中旬から7月中旬頃で、境内は紫、白、ピンクなど色とりどりの桔梗で彩られます。
桔梗だけでなく、蓮やアジサイなど、他の花々も楽しむことができます。香勝寺は、戦国の武将「武藤形部」の菩提寺でもあります。
香勝寺は「日本三大ききょう寺」として知られています。
場所: 鹿苑山 ⇒香勝寺
住所: 静岡県周智郡森町草ヶ谷968
開花時期: 6月中旬~7月中旬
祭り期間: 特になし。ただし、開花時期に合わせて開園されます。
入場料: 中学生以上:500円・小学生以下:100円
営業時間: 9:00~17:00
駐車場: あり(無料)
その他:
- 桔梗の他にも、蓮やアジサイなどが楽しめます。
- 境内には、四方礼拝の石庭があります。
- ペット同伴は不可です。
- 開花状況により、開園期間が前後する場合があります。
- 詳しい情報は、香勝寺の公式サイトなどでご確認ください。
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