自宅でカメラ講座
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ボケの写真やクッキリ写真を撮ってみよう
絞り優先(A・Av)モード
絞り優先(A・Av)モードは、ボケやクッキリ写真を撮影するのに使う撮影モードです!F値を変えることでボケ具合やクッキリ具合を調整できますのでお好みの数値でカメラを楽しまれてくださいね
1:絞り優先(A・Av)モード
F値を理解して撮影を楽しもう
絞り優先(A/Av)モード
絞り優先(A/Av)モードとは、Aモード(ニコン・ソニーなど)・Avモード(キャノン)と呼ばれ、絞り羽根と呼ばれる板でレンズから光を入れる面積の量を調整するモードです
絞り値はF値で表示され「F値が小さいほど光が入る面積が広く良くボケます」「F値が大きいほど光の入る面積が小さくクッキリと撮影ができます」
使い分けとしては、背景をぼかしたいときは小さくして、広い風景や記念写真など背景をクッキリと撮影したいときはF値を大きくします。
基準は好みによりますが僕はぼかしたいときは最小値からF5.6くらいで、風景撮影などはF8~11くらいで撮影しています。通常の撮影はF7.1くらいが好きでよく使っています。お好みの数値を探して撮影をしてくださいね
F値を変更するとシャッタスピードが変わり、暗い場所では手振れを起こしやすくなります。手振れを起こさないシャッタースピードになるようにISO感度で調整してくださいね!最初はISO感度はオートでいいです
F値を変更してみよう
F値の変更は、ダイヤルを回すと変更が可能です!写真を参考にダイヤルを回して数値を大きくしたり、小さくしてみてくださいね。メーカーによっては変わりますが探してみてくださいね
検索
説明書の「AかAvモード・F値の変更」、インターネットでは「メーカー+型番+AかAvモード」で検索してみてくださいね
2:被写界深度を知ろう
ピントが合う距離を知ろう
被写界深度
被写界深度とは、ピントを合わせた位置から前後の距離でピントが合って見える範囲のことです。「F値が小さいほどピントの距離が狭く」「F値が大きいほどピントの幅が広いです」
被写体から背景が同じ距離でもピントの合う幅が狭い(F値が小さい)と良くボケて、ピントの幅が広い(F値が大きい)ほどクッキリと撮影されます。好みによりますがF値によってイメージする写真を撮影してくださいね
難しいのでF値が小さいほどボケて、大きいほどクッキリです。試しにF値を最小・最大に変更しながら写真を何枚か撮影してみてくださいね。写真を見比べるとよくわかりますので写真の再生も忘れずに
ピントの合っている幅は近いほど狭く遠いほど広いと、なんとなくで良いので覚えておいてくださいね
3:風景撮影とF値による画質の低下
風景をクッキリと撮影してみよう
風景撮影
風景を手前から奥までクッキリと撮影することをパンフォーカスと言います。パンフォーカスをするには撮影場所や奥行きの距離にもよりますがF8~F11くらいを目安に撮影します。僕はいつもはF11で撮っていますが奥までくっきりと撮影したいときはF16以上にします。
菜の花・ひまわり・コスモス畑など広い範囲をピントを合わせるときは、だいたい1/3の距離にピントを合わせると良い言われております。例としては1kmは300mくらいになります。F値、焦点距離、距離によって変わりますので撮影して写真を再生して確認したほうがいいですよ。
撮影したい被写体がありましたら被写体にピントを合わせてくださいね
F値による画質の低下
F値はF8が一番きれいに撮影できると言われていますので、F8を基準にお好みのボケやクッキリ具合によってF値の変更をしてください。
F16以上になると画質の低下が起こり始めますが最初は気にしないで撮影しながら画質の低下を確認してください。違いが分かるようになると任意の数値がわかってくると思います。頑張ってくださいね
4:ボケ写真の作り方
ぼかす4つの方法を覚えよう
ボケについて
ボケの写真には4つの方法があり1つずつ実際に撮影しながら覚えてくださいね!
4つの方法以外にもイメージセンサーの大きさやレンズによっても変わりますが、基本の4つの方法を覚えることでお持ちのカメラやスマホでもボケ写真を撮ることができますので頑張ってくださいね
F値を小さくする
F値を小さくすると良くボケます!撮影してみましょう!
カメラと被写体の距離を40cmにして、レンズの焦点距離を50mmくらい、F値を一番小さくして撮影してみましょう!同じ距離でF値をF11とF22と撮影して写真を確認してください!背景のボケ具合が変わっているのがわかります。
望遠にする
望遠(焦点距離が大きい)ほど良くボケます!撮影してみましょう!F値を最小にして、今持っているズームレンズで数値が一番大きい焦点距離で撮影してみて下さい。
例としてレンズが18-50mmなら50mmで撮影!18-135mmなら135mm!の一番大きな数値
次に半分の18-50mmなら25mmで撮影!18-135mmなら70mmくらい!で撮影してみてください
最後に最小の18-55mmなら18mmで撮影!18-135mmなら18mm!です
望遠(焦点距離が大きい)ほど背景がボケています!写真を再生して確認してくださいね
カメラを被写体に近づける
カメラが被写体に近いほど良くボケます!撮影してみましょう!
F値を最小にして、レンズの焦点距離を50mmくらい、被写体(張り紙でもOK)とカメラの距離を①:40cmくらいで撮影してみよう※レンズによって最短距離が変わる・レンズに記載されています。
次に②:70cm、最後に③:100cmと撮影してみましょう!カメラと被写体の距離が近いほど良くボケます。写真を再生して確認してくださいね
被写体から背景を遠くする
被写体から背景が遠いほど良くボケます!撮影してみましょう!
F値を最小にして、レンズの焦点距離を50mmくらい、被写体とカメラの距離を40cmくらいで、カメラから背景を①:200cmにして撮影してみてください。
次にカメラから100cmと50cmのところにカエルを置いて撮影してみよう。被写体から背景が遠いほど良くボケます!写真を再生して確認してくださいね
まとめ
ボケ写真を撮影するには4つの方法があり、
1:F値を下げる
2:望遠にする(焦点距離が大きい)
3:カメラを被写体に近づける
4:被写体から背景を遠くする
頑張って撮影してみてくださいね!実際に撮影するときは1日の撮影するルールを作った方が速く上達しますよ。1日目はF値を下げる、2日目は望遠で撮影、3日目はカメラを被写体に近づける、4日目は被写体から背景を遠くする、です
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