季節の名所
高徳院 今川義元公本陣跡
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正門には仁王様が立ち並び中に入ると菩薩さまや供養塔が見えます。毎日掃除をされている感じで植栽も綺麗に整われてとても綺麗なお寺さんでした。
周辺の観光・撮影スポット
名古屋市に隣接する豊明市(とよあけし)にある高徳院は、1894年(明治27年)に高野山から移ってきた真言宗のお寺。毎年7月の土用の丑の日に開催される「きゅうり祭り」は、およそ1200年前、弘法大師空海が中国から真言密教の秘法として持ち帰ったといわれています。
「きゅうり封じ(きゅうり加持)」では1年間の無病息災、病気平癒を願って名前と住所を記した身替わりのきゅうりを奉納すると祈祷された後に大きな穴に埋められます。
また、豊明市は名古屋市緑区とともに「桶狭間の戦い」の戦場跡地と伝えられており、毎年6月には「桶狭間古戦場まつり」も開催されています。
桶狭間の戦いは、尾張の織田信長が大軍率いる駿河の今川義元を少数劣勢で討ち破ったとされる「日本三大奇襲」に数えられる歴史的な戦いで、群雄割拠する戦国時代において信長が大躍進するキッカケとなった戦いでもあります。
豊明市の「桶狭間古戦場まつり」は桶狭間の戦い両軍の戦死者を供養するお祭で、総勢300名を超す盛大な武者行列や桶狭間の戦いの再現劇などを楽しむことができます。
現在の高徳院の境内に今川義元の本陣があったといわれており、敷地内には本陣跡の石碑や義元の仏式墓所、義元の重臣であった松井宗信(まついむねのぶ)の墓碑などがあります。
高徳院の向かいにある公園が今川義元が最期に討ち取られた場所といわれる「桶狭間古戦場伝説地」です。
一方、豊明市に隣接する名古屋市緑区には「桶狭間古戦場公園」があり当時の戦いの地形や様子をジオラマ(立体的な風景描写のこと)で再現しています。
桶狭間の戦いから450年目の2010年に整備された園内には、織田信長と今川義元の銅像を中心にして今川義元の墓、義元が馬を繋いだといわれる「杜松の木」、義元の首を洗ったとされる「首洗いの泉」など歴史好きには堪らない見どころがいっぱい。
豊明市と名古屋緑区両方の遺跡を巡りながら、どちらが本当の「桶狭間の戦い」の場所だったのか歴史的浪漫に思いを巡らせてみるのも楽しいのではないでしょうか。
また、非業の死を遂げた今川義元ですが現在、豊明市のゆるキャラ「よしもとくん」として生まれ変わり、「のぶながくん」とともに仲良くPRに励んでいます。
執筆者⇒shanti8
利用案内
アクセス:名鉄名古屋本線:中京競馬場前で下車して徒歩です。駐車場は確認できていません
~詳細情報~
場所 :高徳院
住所 :愛知県豊明市栄町南舘3−2
URL :http://www.koutokuin.jp/
撮影者プロフィール
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