ペットと一緒に旅行やドライブへ出かけるとき、「カーシェアはペット可なのか」「犬や猫をケージに入れれば乗せられるのか」と迷う方もいるでしょう。
結論からいうと、カーシェアは会社や車両によってペットの同乗条件が異なります。タイムズカーなどペット同乗を禁止しているサービスがある一方、EveryGoやカリテコ、EARTHCARの一部車両など、条件付きで利用できるサービスもあります。
最初に確認したいポイント
ケージに入れれば、どのカーシェアでもペットを乗せられるわけではありません。ケージ利用でも禁止しているサービスがあるため、「サービス」「車両」「事前手続き」の3点を予約前に確認しましょう。
この記事では、2026年9月6日時点の公式情報をもとに、ペット可のカーシェアと利用条件、ケージや事前届出の必要性、無断で乗せた場合の注意点まで整理します。
この記事で分かること
- ペットを乗せられるカーシェアの違い
- EveryGoやカリテコなどの利用条件
- ケージやクレートを使うときの注意点
- ペットを無断で乗せた場合のリスク
カーシェアはペット可?主要サービスを比較

主要カーシェアでも、ペットへの対応は同じではありません。まずは同乗可否だけでなく、ケージや事前手続き、対象車両の条件まで比較してみましょう。
| サービス | ペット同乗 | ケージ等 | 事前手続き・車両条件 |
|---|---|---|---|
| EveryGo | 条件付き可 | クレート・キャリーケースが必要 | 一部の専用ステーション車両は不可 |
| カリテコ | 条件付き可 | ケージが必要 | 事前届出と許可が必要 |
| EARTHCAR | 一部車両のみ可 | ペット可車両の個別条件を確認 | ペット可に指定された車両のみ |
| タイムズカー | 不可 | ケージ利用も不可 | 盲導犬・介助犬・聴導犬は除く |
| 三井のカーシェアーズ | 不可 | ケージ利用も不可 | 全車禁止 |
| オリックスカーシェア | 不可 | ケージ利用も不可 | すべてのペット・動物を禁止 |
| TOYOTA SHARE | 不可 | ケージ利用も不可 | 補助犬は同乗可能 |
| dカーシェア | 不可 | ケージ利用も不可 | 全車禁止 |
サービス内容や利用規約は変更されることがあります。実際に予約するときは、利用する会社だけでなく、車両やステーションごとの最新条件も確認してください。
ペット可のカーシェアは一部ある
主要サービスではペット同乗禁止が多いものの、EveryGoやカリテコ、一部のEARTHCAR車両など、条件付きで利用できる選択肢があります。
ただし、同じ「ペット可」でも利用条件は同じではありません。クレートやケージへの収容が必要なサービス、事前の届出や許可が必要なサービス、ペット可に指定された車両だけ利用できるサービスがあります。
そのため、ペットとカーシェアを利用するときは、会社名だけで判断せず、予約する車両・ケージの条件・事前手続きまで確認することが重要です。次から、条件付きで利用できるサービスと、ペット同乗を禁止している主要サービスを順番に確認していきます。
EveryGoはクレート利用で同乗可
HondaのカーシェアサービスEveryGoでは、公式FAQで、ペットをクレートやキャリーケースに入れた状態で同乗できると案内しています。
利用中はペットをクレートから出さないことが条件です。利用後は、次の利用者のために車内を清掃するよう求められています。
また、汚損や臭気などが発生した場合には、NOCが請求されることもあります。NOCとはノンオペレーションチャージの略で、車両の修理や清掃などが必要になった場合に、営業補償の一部として利用者が負担する費用です。
EveryGoならすべての車両でペットを乗せられるわけではありません。特定マンション会員向けの専用ステーションに配置されている車両では、クレートに入れていてもペットとの乗車は禁止されています。
カリテコは事前届出と許可が必要
名鉄協商カーシェア「カリテコ」も、条件を満たせばペットを同乗させられます。ただしEveryGoとは手続きが異なり、事前に小動物同乗届出書を提出し、カリテコ側の許可を受ける必要があります。
同乗できるのは許可されたペットで、ケージに入れることも条件です。予約当日に「ケージがあるから大丈夫」と自己判断するのではなく、あらかじめ手続きを済ませておきましょう。
旅行で利用する場合は、許可の手続きに加えて、目的地周辺に利用できるステーションがあるかも先に確認しておくと選びやすくなります。
EARTHCARはペット可車両のみ
EARTHCARでは、一部のペット可車両を除いてペットの同乗は禁止されています。
通常の車両では、ペット用ケージに入れていても車内へ乗せられません。「EARTHCARを選べばペットを乗せられる」とサービス全体で判断せず、予約する車がペット可に指定されているか確認する必要があります。
EARTHCARを利用するときは、予約する車両の詳細条件を確認し、ペット可と確認できない車へ自己判断で乗せないようにしましょう。
タイムズカーなどはペット同乗不可
ペットと利用できないカーシェアも多くあります。タイムズカーでは、ペットをケージに入れた場合も同乗禁止です。ただし、盲導犬・介助犬・聴導犬は除かれています。
三井のカーシェアーズも全車でペット同乗を禁止しており、ケージ利用も認めていません。
オリックスカーシェアについても、すべてのペットや動物の乗車を禁止しており、ケージに入れた場合も利用できません。
TOYOTA SHAREも、補助犬を除いてペットの同乗は禁止です。ケージに入れて乗せる場合も禁止されています。
dカーシェアでも、全車でペットの同乗を禁止しており、ケージに入れた場合も乗車できません。
ケージに入れても禁止の場合がある

ペット連れでカーシェアを探す際に、特に間違えやすいのがケージの扱いです。
車内を汚さないようケージに入れれば利用できるとは限りません。タイムズカー、三井のカーシェアーズ、オリックスカーシェア、TOYOTA SHARE、dカーシェアなどでは、ケージを使用した場合もペット同乗は禁止されています。
反対に、EveryGoのようにクレート利用を条件として認めているサービスや、カリテコのように事前許可とケージの両方が必要なサービスもあります。
「ペット可」という情報だけで判断せず、対象車両、ケージの要否、事前申請、利用中のルールまで確認してから予約しましょう。
ペットの条件とあわせてカーシェアの料金も確認
利用できるサービスの候補が決まったら、時間料金だけでなく距離料金や月額料金も確認しておくと選びやすくなります。
ペット可カーシェア利用前の注意点
ペットを乗せられるカーシェアが見つかっても、通常利用とまったく同じ条件とは限りません。予約前から返却までに確認しておきたいポイントを整理します。
犬や猫も各社のペット規定を確認
犬や猫であっても、「一般的な家庭のペットだから問題ない」と自己判断するのは避けましょう。
カーシェア会社によってはペット全般を禁止しています。一方、カリテコのように事前に届出を行い、許可されたペットのみ利用できるサービスもあります。
ペットの種類や大きさなどについて公式ページだけでは判断できない場合は、予約前にサービス会社へ問い合わせると確実です。
また、検索結果には過去の利用条件や古い案内が残っている場合があります。実際に利用する時点の公式FAQや利用規約を確認することが大切です。
ケージ・クレートの条件を確認する

ペット同乗が認められている場合でも、ケージやクレート、キャリーケースなどの条件を確認しましょう。
EveryGoではクレートまたはキャリーケースに入れ、利用中はペットを車内へ出さないことが条件です。カリテコでは、事前に許可されたペットをケージへ入れる必要があります。
利用前チェックリスト
- 利用するサービスがペット同乗可能か
- 予約する車両もペット可か
- 事前届出や許可が必要か
- ケージやクレートの条件があるか
- 利用中にペットをケージから出せるか
- 返却時に必要な対応があるか
同じ「ペット可」でも条件は異なります。旅行先で使う場合は、出発直前ではなく予約する段階でまとめて確認しておくと安心です。
毛や臭いを残さないよう注意する

ペット可のカーシェアであっても、多くの利用者が共同で使う車であることに変わりはありません。
EveryGoでは、利用後に次の利用者のため車内を清掃するよう公式FAQで案内しています。また、汚損や臭気などが発生した場合にはNOCが請求されることもあります。
返却前には、ペットの毛や汚れ、臭いなどが残っていないか確認しましょう。車内清掃だけでなく、キーの返却や施錠、忘れ物など返却時の流れをまとめて確認したい場合は、カーシェアの返却方法・車内清掃・忘れ物の記事も参考にしてください。
カーシェアでペットがバレる?無断同乗はNOCなどの対象

「短時間ならペットを乗せてもバレないのでは」「ケージに入れていれば分からないのでは」と考える方もいるかもしれません。しかし、バレる・バレないを基準に利用するのは避けましょう。
ペット禁止のカーシェアへ無断で乗せる行為は、単なるマナーの問題ではなく規約違反です。ペットの毛や臭い、汚れなどが残ることもあり、違反が確認された場合は費用請求や会員資格への影響が生じる場合があります。
タイムズカーでは、ペットの毛や臭いの除去などで車両をサービス停止した場合、実費とNOCの対象となる場合があります。
三井のカーシェアーズでは、ペット同乗が確認された場合、営業補償のNOC、緊急出動費、クリーニング費用が請求され、会員資格・運転者登録も取り消されると案内されています。
オリックスカーシェアでも、ペット同乗などのルール違反によって入会契約の解除や利用停止となる場合があります。
短時間だけ、ケージに入れているから大丈夫と判断しないことが重要です。禁止されているサービスでは、利用時間やペットの大きさにかかわらず公式ルールに従いましょう。
補助犬はペットとは扱いが異なる

盲導犬・介助犬・聴導犬などの補助犬は、一般的なペットとは扱いが異なる場合があります。
たとえばタイムズカーでは、ペット同乗は禁止されていますが、盲導犬・介助犬・聴導犬は対象から除外されています。TOYOTA SHAREでも補助犬は同乗可能です。
ペット禁止という案内だけを見て補助犬も利用できないと判断せず、利用するサービスの公式情報を確認してください。
利用条件が公式ページだけでは判断しにくい場合は、予約前にカーシェア会社へ確認すると安心です。
カーシェアでペットと出かける前のまとめ
- カーシェアはすべてペット禁止ではない
- ペット同乗条件はサービスや車両によって異なる
- EveryGoはクレートやキャリーケース利用で条件付き同乗ができる
- EveryGoでも一部の専用ステーション車両はペット禁止
- カリテコは事前届出と許可が必要
- カリテコでは許可されたペットをケージに入れる
- EARTHCARは一部のペット可車両のみ利用できる
- タイムズカーはケージに入れてもペット同乗禁止
- 三井のカーシェアーズもケージ利用を含めペット同乗禁止
- オリックスカーシェアもケージ利用を含めペット同乗禁止
- TOYOTA SHAREもケージ利用でのペット同乗は禁止
- dカーシェアも全車ペット同乗禁止
- 無断同乗ではNOCや清掃費などが発生する場合がある
- 盲導犬や介助犬などの補助犬は一般のペットと扱いが異なる
- 予約前に公式サイトで最新の同乗条件を確認する
ペットとカーシェアを利用したい場合は、まず利用予定のサービスがペット同乗に対応しているか確認し、次に利用する車両、ケージやクレート、事前申請などの条件を確認しましょう。
旅行先に条件を満たすペット可のカーシェアがない場合は、禁止されている車へ無理に乗せるのではなく、ペット同乗に対応したレンタカーなど別の移動手段を検討する方法もあります。
ペット可カーシェアが見つからないとき
カーシェアとレンタカーは、利用時間や距離、予約方法などにも違いがあります。どちらを使うか迷う場合は、まず両者の違いを比較してから決めると選びやすくなります。
レンタカーを利用する方向で決まった場合は、会社ごとの特徴や選び方をレンタカーおすすめ会社の比較記事で確認できます。



