
免許を取ったばかりで旅行を計画していると、レンタカー初心者や免許取り立てでも車を借りられるのか、不安に感じる人も多いのではないでしょうか。免許取得1年未満でも利用できるレンタカー会社はありますが、年齢や店舗、車種などによって条件が異なる場合があります。
また、初心者マークの準備や当日の手続き時間、保険や免責補償、運転しやすい車の選び方も事前に知っておきたいポイントです。ペーパードライバーで久しぶりに運転する場合は、旅行前の運転練習についても考えておくと安心して予定を立てやすくなります。
- 免許取得1年未満でもレンタカーを借りられる条件
- 初心者マークの必要性と準備方法
- 初めて借りるときの手続きや補償の考え方
- 初心者が安全にレンタカーを利用するための注意点
レンタカー初心者・免許取り立てでも借りられる?
免許を取得して間もない人でも利用できるレンタカー会社はあります。ただし、すべての会社や店舗で貸出条件が同じとは限りません。まずは免許取得年数や年齢、初心者マークなど、予約前に確認したい基本的な条件を見ていきましょう。
免許取得1年未満でも借りられる

免許取得から1年未満でも、レンタカーを利用できる会社はあります。免許を取ったばかりだからという理由だけで、すべてのレンタカー会社から利用を断られるわけではありません。
タイムズカーレンタルでは、運転免許証の取得年月数に制限を設けておらず、有効な運転免許証があれば免許取得後1年未満でも利用できると案内しています。
日産レンタカーでも、免許取得後1年未満の初心者が利用できると公式FAQで案内されています。
| レンタカー会社 | 初心者への案内 | 予約前の確認ポイント |
|---|---|---|
| タイムズカーレンタル | 免許取得年月数に制限なし | 利用資格や利用方法を確認 |
| 日産レンタカー | 免許取得1年未満でも利用可能 | 初心者マークが必要なら事前確認 |
| トヨタレンタカー | 原則として初心者や未成年も利用可能 | 一部店舗の年齢条件を確認 |
一方で、利用条件はレンタカー会社や店舗によって違います。免許取得年数だけを見て判断せず、実際に利用する店舗やプランの条件を予約前に確認することが大切です。
免許取り立てだからレンタカーを借りられないとは限りません。有効な運転免許証を持っていることを前提に、利用する会社や店舗の条件を確認して予約しましょう。
初心者でも借りられる条件を確認

レンタカー初心者は、免許取得年数だけでなく、年齢・車種・店舗・運転者登録などの利用条件まで確認しておくことが重要です。
例えばトヨタレンタカーでは、原則として初心者や未成年でも利用できると案内しています。ただし、一部店舗では年齢に関する制限を設けている場合があります。
ニッポンレンタカーでも、免許取得1年未満の人や満21歳未満の人などについて、一部利用上の制限や条件があると案内しています。会社名だけで判断せず、予約する店舗の最新条件まで確認しておくと安心です。
また、友人や家族と旅行して途中で運転を交代する予定がある場合は、運転者の登録についても確認が必要です。タイムズカーレンタルでは、運転する人全員の登録が必要と案内しています。
予約者以外なら誰でも自由に運転できるとは限りません。運転予定者に必要な手続きは会社やサービスによって異なるため、出発前に確認しておきましょう。
なお、仮免許と正式な運転免許証は別です。例えばタイムズカーレンタルでは、仮免許の人にはレンタカーを貸し出しておらず、正式な免許を持つ人が借りた車を仮免許の人が運転することもできないと案内しています。
初心者マークは必要?貸出も確認

免許を取得して間もない人は、レンタカーでも初心者マークが必要になる場合があります。
警視庁では、普通免許などを受けてから1年未満の対象者が普通自動車などを運転するときは、初心運転者標識を表示する義務があると案内しています。レンタカーだから初心者マークが不要になるわけではありません。
| 確認項目 | 初心者マークの基本 |
|---|---|
| 表示する人 | 免許取得後1年未満の対象者など |
| 表示場所 | 車体の前面と後面 |
| 表示する高さ | 地上0.4m以上1.2m以下の見やすい位置 |
| 前面ガラス | 取り付け不可 |
初心者マークの表示義務がある人が、マークを付けずに普通車を運転した場合、警視庁では反則金4,000円、行政処分点数1点と案内しています。
初心者マークはレンタカー会社で貸してもらえる場合もあります。日産レンタカーでは貸し出しを行っていますが、数に限りがあるため事前に利用店舗へ連絡するよう案内しています。
トヨタレンタカーでも、一部店舗では有料で初心者マークを貸し出している場合があります。
初心者マークが必要な人は、レンタカー会社が必ず用意してくれるとは考えない方が安心です。利用店舗へ事前に確認し、貸出がない場合に備えて自分で準備することも検討しましょう。
初心者マークの対象条件には例外もあります。法令について正確な情報を確認したい場合は、警察庁や警視庁などの公式情報をご確認ください。個別の法令上の判断が必要な場合は、警察などの関係機関へ相談してください。
ペーパードライバーとの違い

免許取り立ての初心者とペーパードライバーは、同じ意味ではありません。
免許取り立ての人は、免許を取得してからの期間が短い人を指すことが一般的です。一方、ペーパードライバーは免許取得から年数が経っていても、長期間ほとんど車を運転していない人を表す言葉として使われています。
| 比較項目 | 免許取り立て | ペーパードライバー |
|---|---|---|
| 免許取得からの期間 | 短いことが多い | 長い場合もある |
| 運転経験 | まだ少ないことが多い | 長いブランクがある場合がある |
| 初心者マーク | 法令上の対象なら表示義務あり | ペーパードライバーという理由だけでは表示義務なし |
| 主な不安 | 運転経験の少なさ | 運転感覚のブランク |
初心者マークが必要かどうかは、運転が上手か苦手かではなく、法令上の対象に該当するかで判断します。長期間運転していなかったという理由だけで表示義務が生じるものではありません。
ただし、ペーパードライバーが旅行先の知らない道路をいきなり長時間運転すると負担が大きくなることがあります。運転に強い不安がある場合は、旅行前に練習や講習を検討するとよいでしょう。
レンタカー初心者・免許取り立ての注意点
レンタカーを利用できることが分かったら、次は当日の手続き、補償、車選び、安全確認を押さえておきましょう。初めて乗る車は、教習車や普段使っている車とは操作方法や車体サイズが違う場合があります。出発後に慌てないよう、一つずつ確認しておくことが大切です。
初めて借りる手続き時間と流れ

初めてレンタカーを利用する場合は、出発予定時刻ぎりぎりではなく、受付や車両確認に使える時間を考えて予定を立てることをおすすめします。
一般的には、予約内容や運転免許証の確認、契約内容や補償の確認、支払い、車両チェックなどを済ませてから出発します。
| 流れ | 確認する内容 |
|---|---|
| 店舗へ到着 | 予約した店舗と受付場所を確認 |
| 予約内容の確認 | 利用時間や車種、返却店舗などを確認 |
| 免許証の確認 | 運転予定者の免許証などを確認 |
| 契約・補償確認 | 料金や補償内容、注意事項を確認 |
| 支払い | レンタカー会社が指定する方法で精算 |
| 車両確認 | 傷や操作方法を確認 |
| 出発 | シートやミラーを調整して出発 |
手続きに全国共通の所要時間が決められているわけではありません。店舗の混雑状況、利用するサービス、説明内容などによって変わります。特に空港到着後や連休中などは、旅行予定に余裕を持たせておくと安心です。
当日に持っていくものも確認する
必要な持ち物は会社や支払い方法によって異なりますが、少なくとも有効な運転免許証など利用資格を確認できるものと、支払いに必要なものを事前に確認しておきましょう。
| 持ち物 | 確認ポイント |
|---|---|
| 運転免許証 | 有効期限と運転できる車種を確認 |
| 支払いに必要なもの | 利用可能なクレジットカードなどを確認 |
| 予約内容 | 予約番号や予約メールを確認できるようにする |
| 初心者マーク | 表示義務の対象で店舗貸出がない場合は準備 |
マイナ免許証は対応状況を確認する
マイナ免許証を利用している人は特に注意が必要です。マイナ免許証への対応方法はレンタカー会社によって異なります。
ニッポンレンタカーではマイナ免許証を利用できますが、マイナンバーカードから運転免許情報を読み取り、店舗カウンターで確認する必要があります。また、従来の運転免許証より手続きに時間がかかる場合があると案内しています。
一方、レンタカー会社によってマイナ免許証への対応は異なります。2026年8月16日時点では、ニッポンレンタカーやトヨタレンタカーではマイナ免許証を利用できますが、タイムズカーレンタルでは利用できないと案内されています。マイナ免許証のみを持って旅行する場合は、予約前に利用予定のレンタカー会社が対応しているか必ず確認しましょう。
アプリやWebで事前手続きを済ませられるレンタカー会社もあります。利用予定の会社に事前チェックインなどのサービスがあれば、当日の流れも確認しておくとスムーズです。
初心者向けの保険と免責補償

レンタカー初心者は基本料金だけでなく、事故が起きたときにどこまで補償されるのかも確認しておきましょう。
レンタカー料金には一定の保険・補償が含まれている場合がありますが、事故時に利用者が負担する免責額が設定されていることがあります。
トヨタレンタカーでは、免責補償制度を事故時に利用者が負担する対物・車両の免責額を免除する制度として案内しています。料金や対象車種は変更される可能性があるため、予約時に最新情報を確認してください。
また、免責額とNOC(ノンオペレーションチャージ)は別のものです。NOCは、事故や汚損などによってレンタカーの修理・清掃が必要になった場合に、営業補償の一部として利用者が負担する所定の費用です。
| 項目 | 主な意味 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| 基本の保険・補償 | 基本料金に含まれることがある補償 | 補償額と適用条件 |
| 免責額 | 事故時に利用者が負担する場合がある金額 | 対物・車両の自己負担額 |
| 免責補償制度 | 条件を満たした事故で免責額を免除する制度 | 料金と適用範囲 |
| NOC | 車を営業に使えない期間に対する負担 | NOCまで免除されるプランか |
補償に加入しても対象外になる場合がある
補償プランに加入すれば、どのような事故でも必ずすべて補償されるわけではありません。
トヨタレンタカーでは、警察へ事故を届けず事故証明がない場合、出発時に申告した人以外が運転した事故、無免許運転や酒気帯び運転による事故などについて、保険が給付されない例として案内しています。
保険・補償制度の内容や適用条件はレンタカー会社やプランによって異なります。料金だけで判断せず、免責額・NOC・補償対象外となるケースまで確認してください。正確な条件は予約するレンタカー会社の最新公式情報をご確認ください。
初心者でも運転しやすい車種選び

免許取り立てでレンタカーを利用するときは、料金だけでなく、自分が扱いやすい大きさの車を選ぶことも大切です。
旅行だからと大きなSUVやミニバンを選ぶと、教習車より全長や車幅が大きくなり、狭い道や駐車場で戸惑うことがあります。
一方、軽自動車やコンパクトカーは比較的小さな車種が多く、少人数の旅行では候補にしやすいでしょう。
| 車のタイプ | 初心者が確認したい点 | 向いている旅行 |
|---|---|---|
| 軽自動車 | 車体が比較的小さい | 少人数で荷物が少ない旅行 |
| コンパクトカー | サイズと荷室のバランスを取りやすい | 一般的な少人数旅行 |
| ミニバン | 全長や車幅が大きくなりやすい | 大人数や荷物が多い旅行 |
| SUV | 車種によって車幅や車高が大きい | 目的地や荷物に合わせて選ぶ旅行 |
ただし、小さい車なら必ず運転しやすいとは限りません。教習所や普段の練習で乗っている車に近い大きさの方が、車幅感覚をつかみやすい場合もあります。
バックモニターや駐車支援機能なども参考になりますが、機能だけに頼らず目視やミラーによる安全確認を行いましょう。
初心者は車の見た目よりも、乗車人数・荷物・道路の広さ・自分の運転経験に合うかを優先すると選びやすくなります。
出発前に確認したい操作と車体の傷

レンタカーは、教習車や普段使っている車と操作方法が異なることがあります。分からない操作を残したまま店舗を出ないことが大切です。
特に確認しておきたいのは、エンジンの始動方法、シフトレバー、パーキングブレーキ、ライト、ワイパー、ハザードランプなどです。
返却時に給油が必要な場合に備えて、燃料の種類や給油口の開け方も確認しておくと慌てにくくなります。
さらに、出発前から付いている傷やへこみも確認しましょう。気になる部分があればスタッフへ伝え、必要に応じて確認してもらってから出発します。
シート、ミラー、ハンドル位置、ナビの目的地設定まで停車中に済ませておきましょう。走り始めてから調整するのではなく、運転に集中できる状態を作ってから出発することが大切です。
最初は車幅やブレーキの感覚が普段と違うこともあります。店舗を出た直後から急いで走らず、車の感覚を確認しながら運転しましょう。
運転練習は旅行前にしておく

運転に強い不安があるなら、旅行当日に初めて本格的な運転をするのではなく、事前に練習しておくことを検討しましょう。
特にペーパードライバーの場合は、車幅感覚、右左折、車線変更、駐車などの感覚が戻るまで時間がかかることがあります。
| 練習したい内容 | 旅行中に役立つ場面 |
|---|---|
| 発進と停止 | 信号の多い一般道 |
| 右左折 | 観光地周辺の道路 |
| 車線変更 | 複数車線の道路 |
| バック駐車 | ホテルや観光施設の駐車場 |
| 車幅感覚 | 狭い道路やすれ違い |
運転にかなり不安がある場合は、教習所などが実施しているペーパードライバー向け講習も選択肢です。
また、旅行中に運転経験のある同行者へ交代できるようにしたい場合は、前述の通り、その人がレンタカーを運転できるよう出発前に必要な手続きを済ませておきましょう。
自分の運転技量以上の道路を無理に走る必要はありません。高速道路、狭い山道、雪道などに強い不安がある場合は、経験のある運転者への交代や公共交通機関の利用も選択肢にしてください。運転技量について判断に迷う場合は、自動車教習所など専門家へ相談しましょう。
事故を起こしたときの対応を確認

初心者にとって事故は大きな不安の一つですが、事故が起きたときに何をするかを出発前に知っておくことが重要です。
タイムズカーレンタルでは、事故が発生した場合の基本的な対応として、負傷者の救護、二次事故を防ぐための措置、警察への届け出、相手の確認、レンタカー会社の事故窓口への報告という流れを案内しています。
| 順番 | 事故時の主な対応 |
|---|---|
| 1 | けが人がいれば救護する |
| 2 | 安全を確保し二次事故を防ぐ |
| 3 | 警察へ事故を届け出る |
| 4 | 事故相手の情報を確認する |
| 5 | レンタカー会社の事故窓口へ連絡する |
小さな擦り傷や接触事故でも、自己判断で済ませないことが大切です。警察への届け出がないことで、保険・補償が適用されない場合もあります。
また、事故現場で相手と勝手に示談しないようにしましょう。タイムズカーレンタルでも、その場で示談した場合は保険が適用できなくなると案内しています。
事故の大小にかかわらず、まず安全を確保し、必要な救護・警察への届け出・レンタカー会社への連絡を行いましょう。事故時の連絡先は貸渡証などに記載されていることがあるため、出発前に場所を確認しておくと安心です。
借りる前の確認で不安を減らそう

レンタカー初心者や免許取り立ての人でも、必要な条件や注意点を一つずつ確認すれば、旅行当日の不安を減らしやすくなります。
- 免許取得1年未満でも利用できるレンタカー会社はある
- 初心者への貸出条件は会社や店舗によって異なる場合がある
- 年齢によって利用条件が設けられている店舗もある
- 仮免許では利用できないレンタカー会社がある
- 運転する人全員に必要な手続きを確認する
- 初心者マークの対象者はレンタカーでも表示する
- 初心者マークの貸出は店舗へ事前に確認する
- マイナ免許証はレンタカー会社ごとの対応を確認する
- 免許証や支払いに必要なものを出発前に準備する
- 免責補償とNOCは同じものではない
- 補償に加入していても対象外になる事故がある
- 自分が扱いやすい大きさの車を選ぶ
- 出発前に車体の傷と基本操作を確認する
- 運転に不安がある場合は旅行前の練習や講習を検討する
- 事故時は安全確保と警察・レンタカー会社への連絡を行う
初心者だからという理由だけでレンタカー旅行を諦める必要はありません。利用条件、初心者マーク、補償、車選び、事故時の対応まで事前に確認し、自分の運転経験に合った無理のない旅行計画を立てましょう。
レンタカー会社の利用条件・料金・補償内容・マイナ免許証への対応などは変更される可能性があります。予約前には必ず利用予定のレンタカー会社・店舗の最新公式情報をご確認ください。





