車中泊を快適にしたいけれど専用品は高いと感じる際、しまむらで販売されている寝具を代用する方法が非常に有効です。100均の便利な小物を組み合わせたり、こだわり派ならウレタン自作で自分だけの寝床を作ったりするのも一つの手です。
カインズやドンキといった身近なショップ、さらにダイソーのレジャーマットを賢く活用すれば、低予算でも驚くほど質の高い睡眠環境が整います。この記事では、限られた予算で最高の寝心地を手に入れるための具体的なテクニックを解説します。
- しまむらの長座布団が車中泊に最適な理由と選び方
- 人気車種別のサイズ適合表と効果的な敷き方のパターン
- 100均やホームセンター製品を組み合わせた段差解消術
- 結露やカビを防止してマットを長持ちさせるメンテナンス法
しまむらの車中泊マットで寝床を安く作る
車中泊の初期費用を抑えつつ、自宅のような寝心地を車内で再現するためには、しまむらのアイテムを主軸に据えた構成が最も効率的です。
ここでは、具体的な商品選びの基準や、他社製品との比較、車種ごとのサイズ感など、基礎となる寝床作りについて詳しく深掘りしていきます。
しまむらの長座布団を車中泊に使うコツ

しまむらの長座布団を車中泊マットとして活用する最大のメリットは、その圧倒的なコストパフォーマンスと、寝具メーカーならではの肌触りの良さにあります。選ぶ際の決定的なポイントは「固綿(かためん)入り」と表記された商品を探すことです。
一般的なポリエステル綿のみのクッションは、使い始めこそふかふかしていますが、一晩寝ると体重で潰れてしまい、シートの凹凸が体に直接伝わってしまいます。これに対し、芯材として固綿が入っているタイプは、適度な反発力があるため底付き感を大幅に軽減してくれます。
また、しまむらは季節に合わせた素材展開が非常にスピーディーです。夏場は接触冷感素材、冬場は吸湿発熱素材のカバーが付いたものを選ぶことで、車内の不快な温度変化を和らげることが可能になります。
一枚で足りない場合は、同じ商品を二枚重ねにするだけで、数万円する高級マットに近いクッション性を手に入れられるでしょう。
専門品を買わずに安く代用するメリット

車中泊専用のインフレーターマットは、高いものでは1枚1万5千円を超えることも珍しくありません。一方でしまむらの長座布団を代用すれば、2,000円から4,000円程度でベースが完成します。
この価格差こそが、初心者が車中泊を気軽に始めるための最大の武器となります。
初期投資を抑えることで、浮いた予算を炊飯器やポータブル電源、あるいは旅先の食事代に回すことができます。また、専門品は車外での使用が難しい場合が多いですが、しまむらの寝具であれば、普段は自宅のリビングで座布団として使い、週末だけ車に積み込むといった柔軟な運用が可能です。
洗濯機で丸洗いできるタイプが多いのも、衛生面を気にする方にとっては大きな利点と言えます。まずは手頃な価格で「車内で寝る」という体験を積み、自分のスタイルが確立されてから高価な道具へ移行するのが、失敗しないための賢明な判断です。
- 初期費用が専用品の約4分の1程度で済む
- 自宅と車内で併用できるため、収納場所を取らない
- 汚れても買い替えが容易で、洗濯可能なモデルも豊富
人気車種別のサイズ適合表と敷き方のコツ

読者の皆様が購入前に最も不安に感じるのが「自分の車に収まるサイズなのか」という点です。しまむらの長座布団は主に「幅60cm×長さ110cm」または「幅65cm×長さ115cm」の二種類が主流となっています。
これらを元に、主要な車種への適合性を以下の表にまとめました。
| 車種タイプ | 代表的な車種名 | 適合サイズと敷き方のコツ |
|---|---|---|
| スーパーハイト軽 | N-BOX、タント、スペーシア | 幅60cmタイプを2枚並列するとジャストサイズ。前席との隙間を埋めるのが鍵。 |
| 軽SUV・クロカン | ハスラー、タフト、ジムニー | 幅65cmを1枚使用。助手席側をフラットにして斜めに寝るスタイルが最適。 |
| ミニバン | アルファード、セレナ、ノア | 2〜3枚使用。シート間の大きな溝を埋めた上で敷き詰めると快適です。 |
| コンパクトカー | フィット、ヤリス、ノート | 幅60cmを1枚。後部座席を倒した際の斜面をクッションで補正して敷きます。 |
車種によっては室内幅がギリギリになることもありますが、しまむらのマットは「布製品」であるため、端を少し折り曲げて隙間に押し込むといった調整が利くのが強みです。購入前には必ずメジャーで車内の有効幅を確認し、無理なく敷けるサイズを選択してください。
100均グッズでシートの段差を解消する

しまむらのマットを敷く前に、解決しなければならないのがシートの「凸凹」です。これを無視して寝ると、翌朝に激しい腰痛や背中の痛みを感じることになります。この問題を手軽に解決してくれるのが、100均のクッションやタオルです。
例えば、ダイソーやセリアで販売されている厚手の座布団をシートの最も低い部分に配置し、その上からタオルを畳んで微調整します。段差が数センチある場合は、ジョイントマットを必要な枚数だけ重ねて「パズルのように」隙間を埋めていくのがコツです。
このように、まずはシートそのものを平らに近づける「土台作り」を行い、その仕上げとしてしまむらのマットを載せることで、フラットな寝心地が完成します。100均の小物は安価なため、複数買い揃えても大きな出費になりません。
ダイソーのレジャーマットで冷気を遮断

春や秋であっても、夜間の車内は地面からの冷気が床を伝って体温を奪います。しまむらの布団だけでは、この「底冷え」を防ぐのは困難です。そこで必須となるのが、ダイソーなどで手に入るアルミ蒸着のレジャーマットです。
厚さ約1cm程度の折りたたみレジャーマットを車内の床一面に敷き、その上にしまむらのマットを重ねる「二層構造」にしてください。アルミ面が熱を反射する役割を果たし、布団の下に冷たい空気が滞留するのを防いでくれます。
夏場は逆にアルミ面を下に向けることで、アスファルトからの熱気を遮断する効果も期待できます。500円前後の投資で得られる断熱効果は極めて高く、車中泊における睡眠の質を左右する重要なステップとなります。
カインズの製品との違いと選び方のコツ

ホームセンターのカインズでも車中泊に使えるマットが展開されていますが、しまむら製品とは明確な違いがあります。カインズの製品は「車内での実用性」をより重視しており、例えば三つ折りにしてバンドで固定できたり、表面に撥水加工が施されていたりする点が特徴です。(参照:カインズ:寝袋・アウトドア寝具)
一方で、しまむら製品は「肌触りの良さ」と「素材の多様性」で勝っています。結論として、キャンプなどのアウトドア要素が強く、泥汚れなどが気になる場合はカインズ、車内を「移動する自分の部屋」のようにしてリラックスしたい場合はしまむらを選ぶのがベストです。
カインズのマットは比較的硬めの設定が多い傾向にあるため、柔らかい寝心地が好みの方はしまむらの長座布団に軍配が上がるでしょう。自分の好みの硬さを確認した上で、最適なブランドを選択してください。
車中泊マットを快適にする活用術
ベースの寝床が完成したら、さらに睡眠環境をアップグレードするためのテクニックを取り入れましょう。他社の便利グッズを併用したり、メンテナンスに気を配ったりすることで、車中泊の快適度は何倍にも膨れ上がります。
ドンキで揃う便利な安眠グッズの併用

「驚安の殿堂」として知られるドン・キホーテは、実はカー用品の宝庫です。しまむらのマットと組み合わせて使いたいのが、ドンキのプライベートブランド等で展開されている安眠グッズです。
特に「低反発の首枕」や「遮光アイマスク」は、車内という特殊な環境で深く眠るために欠かせないアイテムです。
しまむらのマットで体の負担を減らせても、外の街灯の光や、合わない枕による首の痛みがあれば熟睡はできません。ドンキのカー用品コーナーには、シートのヘッドレストに固定できるクッションなど、車内空間に特化した便利グッズが豊富に揃っています。
また、夏場であればドンキの格安扇風機(USB給電タイプ)を併用することで、通気性の良いしまむらマットの利点をさらに引き出すことができます。深夜まで営業している店舗が多いため、旅の途中で「やっぱりこれが欲しい」と思った時に駆け込めるのも大きな安心材料です。
ウレタン自作で車内に合うマットを作る

「どうしてもシートの段差が気になる」「隙間なくマットを敷き詰めたい」というこだわり派の方には、ウレタンフォームを使った自作マットがおすすめです。
これはホームセンターや通販で購入したウレタンを、車内の形状に合わせてカッターでカットし、しまむらの長座布団カバーに収めるという手法です。
一般的なポリエステル綿に比べて、高反発ウレタンは格段に高いサポート力を発揮します。しまむらの既存のカバーはデザインが豊富で肌触りも良いため、中身をウレタンに入れ替えるだけで「見た目はしまむら、中身は本格ベッド」という最強のカスタムマットが完成します。
作成の際は、通気性を確保するために薄いメッシュ素材を間に挟むなどの工夫をすると、長期間の使用でも蒸れにくくなります。 (参照:しまむら公式サイト)
軽自動車をフルフラットにするための工夫

軽自動車は室内幅が限られているため、いかにデッドスペースを減らすかが勝負です。特にN-BOXなどの軽自動車でしまむらのマットを使用する場合、前席を最前端までスライドさせた際にできる「足元の空間」をどう埋めるかが重要になります。
ここにはコンテナボックスや100均のジョイントマットを積み上げ、マットが沈み込まないような「橋渡し」を作るのが定石です。
さらに、軽自動車は窓ガラスと体の距離が近いため、壁際からの冷気や結露が直接マットに伝わりやすいという特性があります。マットの端を少し立ち上げるようにして敷くか、窓にダイソーのアルミシートを貼って断熱対策を徹底しましょう。
こうした小さな工夫の積み重ねが、限られた空間を最高のプライベート空間に変えてくれます。
軽自動車では走行中の視界を遮らないよう、使用しないマットはロール状に巻いてダイソーの荷締めベルトで固定しておくと、車内がスッキリします。
結露やカビを防ぐための湿気対策

車中泊を終えた翌朝、マットの裏側を触ってみてください。驚くほど湿っていることがあります。これは人の体温と車外の冷気の温度差によって発生する「結露」が原因です。そのまま放置すると、大切なマットにカビが発生したり、車内に嫌な臭いが充満したりする原因となります。
(出典:東京都保健医療局:健康・快適居住環境の指針(カビ対策))
対策として最も有効なのは、起きたらすぐにマットを裏返し、ダッシュボードやシートの上に広げて風を通すことです。天気が良ければ車のルーフに乗せて日光に当てるのが理想的です。
また、マットを敷く際に100均の「除湿シート」を間に挟んでおくのも効果があります。特にしまむらの長座布団は家庭用寝具に近い素材のため、水分を吸収しやすい傾向があります。長く清潔に使い続けるために、使用後の乾燥作業をルーティン化しましょう。
車内での睡眠を快適にするための注意点
車中泊において、快適さと同じくらい重要なのが「安全性」です。特に冬場の寒さ対策としてアイドリングを続けるのは、騒音トラブルや一酸化炭素中毒の危険性があるため絶対に避けてください。
しまむらのマットや厚手の寝袋を使い、エンジンを切った状態で過ごすのがマナーです。
また、車内という狭い空間で長時間同じ姿勢でいることは、血行不良を招く恐れがあります。就寝前には必ず体をほぐし、できるだけ足を高くしたり、膝の下に丸めたタオルを置いたりして、平坦な姿勢を保つよう工夫してください。適度な水分補給も重要です。
万が一、足の痛みや腫れを感じた場合は無理をせず、速やかに休憩を取るか専門家に相談してください。最終的な判断は自身の体調と相談しながら、安全第一で車中泊を楽しみましょう。
- 就寝時のアイドリングは原則禁止(騒音・排ガス対策)
- エコノミークラス症候群を防ぐため、足を伸ばせる空間を確保する
- 冬場は低温火傷を防ぐため、使い捨てカイロの直接接触に注意
お得な車中泊マットまとめ
- しまむらの長座布団はコストを抑えて車中泊を始めるのに最適な選択肢
- 寝心地を重視するなら固綿入りのタイプを優先的に選ぶ
- 専用品を買う前のテスト期間として活用すれば失敗が少ない
- 車種に合わせて60cmまたは65cm幅のサイズを計測して選ぶ
- N-BOX等のスーパーハイト軽なら2枚並列でジャストサイズになる
- 100均のクッションやタオルをパズルのように使って段差を埋める
- ダイソーのレジャーマットを最下層に敷くことで冷気を強力に遮断
- カインズのマットは機能性重視の方にとってしまむらの好敵手となる
- ドンキの安眠グッズをプラスして光や音の対策を徹底する
- さらなる快適性を求めるならウレタンを自作してカスタマイズ可能
- 軽自動車ではフロントシート前方の隙間を埋めることが広さの鍵
- カビ防止のために使用後は必ず乾燥させるメンテナンスを怠らない
- アイドリング停止などのマナーを守ることが持続可能な旅に繋がる
- 車内の平坦さを追求することで健康リスクを最小限に抑える
- 季節に合わせてしまむらの高機能素材を賢く使い分けるのが正解
※本記事で紹介している内容は一般的な代用アイデアであり、製品本来の使用目的とは異なる場合があります。使用の際は個人の責任において安全に十分配慮してください。



