車のティッシュは、サンバイザーやヘッドレストに固定する方法のほか、ドアポケットや座席まわりにしまう方法があります。一番使いやすい置き場所は、誰が使うか、箱ティッシュかソフトパックか、車の取り付け条件によって変わります。
車用ティッシュケースは、おしゃれなカバーや天井に取り付けるタイプ、100均の商品までさまざまです。ただし、見た目だけで選ぶと、ティッシュが入らない、バイザーが動かせない、車の安全装備に干渉するといった失敗につながります。この記事では実在製品のメーカー情報をもとに、置き場所・選び方・取り付け方を整理します。
この記事で分かること
- サンバイザー・天井・ヘッドレストなど、場所別の特徴と注意点
- 箱ティッシュ・ソフトパック・詰め替え式の選び方
- 100均を含む車用ティッシュケース8製品の違い
- 固定がうまくいかないときの対処とウェットティッシュの保管
車用ティッシュケースはどこに置く?取り付け場所と安全な選び方

まず、取り出す人とティッシュの形を決め、それから設置場所を考えましょう。車種やシート形状により、メーカーが想定する位置でも使えないことがあります。
使う人とティッシュの形で置き場所を決める

助手席の人が使うなら手元のポケット周辺、後部座席の人が使うならシート背面など、使う人が停車中や同乗中に無理なく取れる場所を考えます。運転者が走行中に体を伸ばしたり、後ろを振り返ったりして取ることを前提にしないでください。
| 置き場所 | 選ぶ理由 | 最初に確認すること |
|---|---|---|
| サンバイザー | 頭上に収納できる | 前方視界、バイザー開閉、鏡との干渉 |
| 天井・アシストグリップ | 座席周辺を空けられる | 車両取扱説明書の禁止事項、エアバッグ |
| ヘッドレスト・シート背面 | 後席の人が取り出しやすい位置を選べる | ヘッドレスト形状、ベルト・エアバッグとの干渉 |
| ドアポケット・座席まわり | 低い位置へ収められる | 収納部の寸法、ドア開閉、シート操作、落下 |
置き場所に迷ったときの決め方
- 後席の同乗者が使うなら、ヘッドレスト・シート背面型から確認する
- 箱ティッシュをそのまま使いたいなら、ボックス対応型の収納条件を確認する
- 頭上の取り付けが禁止されている・適合しないなら、ポケット収納や持ち運べる方式へ切り替える
箱を座席などに固定せず置く場合も、滑り落ちたり運転の邪魔になったりしない収納場所が必要です。特に運転席の足元やペダル周辺には置かないでください。
道路交通法第55条第2項では、運転者の視野や装置操作、後写鏡の効用を妨げるような積載を禁じています。ティッシュケースの取り付け位置だけを見て一律に適法・違法とは判断できません。(参照:e-Gov法令検索「道路交通法」) (参照:徳島県警察「視野を妨げて運転してはいけません」)
ケースを買う前にティッシュの寸法を測る
通常の箱ティッシュ、薄型の箱、袋入りのソフトパックでは形と厚みが異なります。手元の商品の横幅・縦・厚みを測り、ケースの「収納可能サイズ」と照らし合わせましょう。商品ページにある「製品サイズ」はケースそのものの外寸で、収納できる箱の内寸とは限りません。
たとえば槌屋ヤックのPZ583は、対応する箱の目安を縦約119mm、横約220~250mm、厚み約45~65mmと案内しています。一方、ダイソーやキャンドゥの例では、車に使えるか、ソフトパック専用かといった条件を別に見なければなりません。(参照:槌屋ヤック「ティッシュサスペンドホルダー2」)
サンバイザーに取り付ける場合

サンバイザー用は、ティッシュを頭上にまとめたい人の選択肢です。星光産業EXEA「EE-44」はゴムバンドでボックスティッシュをサンバイザーなどに装着する方式、槌屋ヤック「PZ583」はばねでボックスを保持する方式です。(参照:星光産業EE-44) (参照:槌屋ヤックPZ583)
取り付けは必ず停車中に行い、サンバイザーを上げ下げした状態で、前方・斜め前の視界やルームミラー、バニティミラーの使用を妨げないか確かめます。厚い箱を取り付けられても、視界に入る、バイザーが閉じない、固定が緩い場合は使用をやめて別の位置を選んでください。
キャンドゥの「自動車ティッシュケース サンバイザー」はソフトパック専用です。公式の注意には、縦約22cmを超えるサンバイザーでは使用しないとあります。一般的な箱ティッシュをそのまま入れる用途では選ばないようにしましょう。(参照:Can★Do公式ネットショップ)
天井・アシストグリップへの取り付けは要注意

車の天井にティッシュを収納したい場合は、商品の装着説明よりも先に、自分の車の取扱説明書で取り付け禁止位置を確認してください。
槌屋ヤック「PZ583」は、メーカーがサンバイザー部とアシストグリップ部への固定を案内しています。一方、ホンダの2026年モデルN-ONEの取扱説明書では、サイドカーテンエアバッグに関する注意としてグラブレールに物を掛けないよう明記されています。これはすべての車への一律の禁止規定ではありませんが、車両側に禁止がある場合、その場所には取り付けないことが重要です。(参照:槌屋ヤックPZ583) (参照:Honda N-ONE 2026「サイドカーテンエアバッグ」)
ルーフ側やピラー付近にエアバッグが格納される車両では、その作動範囲に物を置かないよう確認が必要です。取扱説明書で安全な取り付け位置を確認できなければ、天井型にこだわらず、許容される別の収納方法を選びましょう。
ヘッドレスト・シート背面に固定する場合

後部座席の同乗者が使うなら、ヘッドレスト周辺やシート背面への固定を検討できます。星光産業のEE-44はサンバイザーまたはヘッドレスト向け、セイワの「WA104 4WAYティシュカバー2」は取り付けベルトと固定ベロで複数の取り付け方法に対応する商品です。(参照:星光産業EE-44) (参照:セイワWA104)
ただし、ヘッドレストの支柱が見える車と、シートと一体型の車では固定条件が違います。ヘッドレスト調整、シートベルトの経路、エアバッグの作動範囲、後席乗員の頭や体への接触を妨げないことを、車両側の説明書と商品説明書の両方で確認しましょう。支柱が必要な商品を一体型ヘッドレストに無理に巻き付けないでください。
ドアポケット・座席まわりに収納する場合
頭上やシート背面を使いたくないなら、ポケットや座席まわりへの収納もあります。カーメイト「DZ550 どこでもティシューケース Sスリム」は、箱からティッシュを移して使う厚さ約28mmのケースです。メーカーはシートポケットの外側、ドアポケット、シートの隙間などを装着例として紹介しています。(参照:カーメイト新製品案内)
セイワ「WA190 ノンスリップティシュカバー」は底面ラバーや取り外せるストラップを備え、置く方法と吊るす方法を選べます。ただし、「滑りにくい」ことは、急ブレーキや衝突時にも動かないという意味ではありません。ダッシュボード上などの視界・エアバッグに関わる場所を避け、安定した収納位置がなければ無理に置かないでください。(参照:セイワWA190)
車用ティッシュケースを比較!100均・おしゃれな製品と使い方
置ける場所が分かったら、実在するケースを同じ条件で比較します。商品サイズと中に入るティッシュのサイズを取り違えないことが大切です。
実在する車用ティッシュケース・カバー8製品を比較
次の表は、メーカーや販売店の公式掲載情報をもとに整理しています。価格表示のある100均商品とカーメイトDZ550は、2026年10月22日に公式通販の掲載価格を確認しました。通販では送料や在庫などの条件が異なります。ほかの製品の実売価格・各商品の在庫を一律に確認できていないため、最安値ランキングにはしていません。
| メーカー・商品 | 設置方式 | ティッシュの条件 | 公式掲載サイズ | 価格・販売の確認状況 |
|---|---|---|---|---|
| 槌屋ヤック PZ583 | サンバイザー/アシストグリップ | ボックス。縦約119mm×横約220~250mm×厚み約45~65mm | 左記は対応する箱のサイズ | オープン価格・在庫未確認 |
| 星光産業 EXEA EE-44 | ゴムバンドでサンバイザー/ヘッドレスト | ボックス。収容できる箱の寸法は未確認 | H15×W182×D112mm(製品外寸) | オープン価格・在庫未確認 |
| セイワ WA104 | ベルト2本・固定ベロ、4WAY | ボックス。収納可能箱寸法は未確認 | H260×W140×D70mm(製品外寸) | オープン価格・在庫未確認 |
| セイワ WA190 | 底面ラバーの置き型/ストラップ吊り下げ | 箱・ソフトパックの個別適合寸法は未確認 | H70×W270×D140mm(製品外寸) | オープン価格・在庫未確認 |
| カーメイト DZ550 | ポケットなどへ装着 | ティッシュを中身だけ移し替える方式 | 厚さ約28mm | 公式通販掲載価格 税込1,760円・在庫未確認 |
| Can★Do サンバイザー用 | サンバイザー | ソフトパック専用 | 約23.5×15×3cm(本体外寸) | 税込330円・公式通販は販売期間外表示 |
| Can★Do ヘッドレスト用 | ヘッドレスト | ソフトパック専用 | 約23.5×15×3cm(本体外寸) | 税込330円・公式通販は販売期間外表示 |
| ダイソー カケれるティッシュホルダー | 汎用吊り下げ | 車専用品・車への適合は未確認 | 約14.4×10.5×24.8cm(商品外寸) | 税込110円・店舗在庫未確認 |
カーメイトDZ550は、メーカーの公式オンラインストアに税込1,760円で掲載されています(2026年10月22日確認)。価格は公式掲載時点のもので、購入できる在庫や送料は注文前に確認してください。
特に確認したいのは①箱ごと入れるか②ソフトパック専用か③中身を詰め替えるかの3点です。「製品外寸」と書いた数値は、収納できるティッシュの最大サイズではありません。箱のサイズが合っていても、車への固定条件が合わなければ購入候補から外してください。
購入前に公式ページで確認すること
- 自分のティッシュの種類と寸法
- 固定できる車内の場所と部品形状
- 現在の販売価格・在庫・返品条件
上の製品名からメーカー・販売店の公式仕様を確認できます。Amazon・楽天市場などで購入する場合も、品番と説明書の適用条件を照合してください。この記事では、確認できない実売価格やアフィリエイトURLは表示していません。
100均のティッシュケースは110円と330円を確認
車用ティッシュケースを100均で探す場合、100円ショップだから全商品税込110円とは限りません。Can★Doのサンバイザー用・ヘッドレスト用は公式掲載価格がそれぞれ税込330円で、どちらもソフトパック専用です。掲載ページには「販売期間外の商品」とあるため、今すぐ通販で買えるとは案内できません。実店舗の在庫も確認が必要です。(参照:Can★Doサンバイザー用) (参照:Can★Doヘッドレスト用)
一方、ダイソー「カケれるティッシュホルダー」は公式掲載で税込110円ですが、分類はリビング用品であり、車のサンバイザーやヘッドレストへの対応を確認できません。安いからといって運転席まわりへ無理に固定せず、車への適合が示された商品を優先してください。(参照:ダイソーネットストア)
おしゃれ・かっこいいデザインを選ぶポイント

黒色で目立ちにくいケースや、レザー調・カーボン柄のものを選ぶと、車内の雰囲気を自分の好みに合わせられます。たとえばセイワWA190には黒色の本革調生地、カーメイトDZ550にはカーボン柄が採用されています。(参照:セイワWA190) (参照:カーメイトDZ550)
見た目の好みは人によって違います。「かっこいい」「おしゃれ」だけで比較順位を付けず、設置方法・補充のしやすさ・箱の種類を優先したうえで、色や素材を選びましょう。
取り付け手順とずれる・入らないときの対処

装着前後の確認は停車した状態で行います。製品の固定方式ごとに手順が異なるため、以下は共通の確認順序です。
- 箱かソフトパックかを確認して、ティッシュの寸法を測る
- 車両取扱説明書で取り付け禁止場所・安全装備の位置を確認する
- 製品の説明書に従って、対応する位置へ固定する
- サンバイザー・ドア・シートを動かし、ミラーやベルトなどに干渉しないか確認する
- 停車中にティッシュを数枚取り出して、ずれ・落下・補充のしづらさを確認する
| 困りごと | 確かめること | 対処 |
|---|---|---|
| 箱が入らない | 外箱の縦・横・厚み、製品が箱対応か | 適合サイズの箱に変更、またはソフトパック/詰め替え型を選び直す |
| ケースがずれる | ベルトの通し方、車側の形、商品説明の取付条件 | 説明書どおり再装着し、不安定ならその場所での使用をやめる |
| ティッシュが出にくい | 詰めすぎ、取り出し口、パックの向き | 規定の収納方法を確認して入れ直す |
| バイザーやシートが動かない | 設置箇所が可動部に干渉していないか | 取り外し、干渉しない別方式へ変更する |
走行開始前にケースやティッシュが足元へ落ちていないかも確認しましょう。テープ追加や部品加工など、メーカーが認めていない方法で固定強度を補おうとしないでください。走行中に外れたり、運転操作を妨げたりする可能性を考え、合わない商品は別の方式を検討しましょう。
車用ウェットティッシュの置き方と保管の注意
紙ティッシュとは別に、車用ウェットティッシュやウエットティッシュを置くなら、手・口を拭くものと、車内の物を拭くものを用途表示で選ぶことが大切です。「除菌」と書かれていても、人体に使えるとは限りません。
大王製紙のエリエール公式FAQでは、「除菌できる」シリーズの一部について、物を拭くための商品であると案内しています。また、同FAQの保管説明は高温・直射日光を避けた場合を条件としており、開封後は早めの使い切りを推奨しています。(参照:エリエール「ウェットティシューについて」)
車内に常に置ける期間は、製品の種類、包装、駐車環境によって変わります。高温になる場所や直射日光が当たる場所に長く放置せず、使用後は取り出し口を閉じ、メーカーの表示に沿って保管してください。バッグなどにまとめて車から持ち出す方法もあります。旅行用バッグインバッグの選び方はこちらで紹介しています。
車用ティッシュケース選びのまとめ
- 置き場所は使う人と車内の空きスペースで選ぶ
- 取り付け前に車両の取扱説明書を確認する
- 視界、ミラー、ハンドル、操作系を妨げない
- 天井・アシストグリップはエアバッグの注意事項を優先する
- サンバイザー型はバイザー寸法と開閉の干渉も確認する
- 後席で使うならヘッドレスト・シート形状を見る
- 箱ティッシュとソフトパックの対応は別々に確認する
- 製品外寸と収納可能サイズを混同しない
- 100均商品にも税込330円のケースがある
- 販売期間外や在庫未確認の商品は購入可能と決めつけない
- ケースの固定と取り出しは停車中に確認する
- 固定が不安定なら別の位置や方式に変える
- ウェットティッシュは用途表示と保管条件を見る
使い終わったティッシュの捨て方も考えておくと、車内を整理しやすくなります。車のゴミ箱の置き場所と選び方も参考にしてください。

